自為其に就いて

をさなあそび アクリル・F0キャンバス、2017年制作



文・絵 / たかはしびわ

 己が感ずるゑ、例へば古の希臘(ぎりしあ)羅馬(ろーま)のゑ、張豊須(ばるてゅす)、神氷利(かんぴり)の如きはおほかれど、己が見がほしきゑを描きけるゑしは今に露いまさはず。
 子曰自為其(子曰ハク自ラ其レヲ為セト)。
 自為其はおしなべて間日匠にもちふ言なれど、己が見がほしきゑこそ自ら描くべけれとも言ひぬべし。
 みなひとえ描かざりけるゑなれば、鑑みることあたはず、おもてもふらず己が見がほしきゑに寄すのみにて侍り。

たかはしびわ Biwa Takahashi
画家
1972年東京都生まれ 長野県在住 
長野二紀会会員 日本ペンギン党党員
1997 武蔵野美術大学油絵学科卒業 2006.7~ 『週刊さくだいら』にて『さくだいら美術探訪』隔週連載(2008年7月から4週に一度の掲載)2007 信濃毎日新聞短歌欄イラスト担当
たかはしびわのページ >>

展覧会の予定
・ねこ展 2017.4.8ー5.6 山門ギャラリー(佐久市)
・第1回 二紀会選抜台湾展 2017.6.25ー30 國立臺灣藝術大學(新北市)
・須藤友丹、たかはしびわ二人展 2017.7.12ー16 Gallery一進(軽井沢町)