文 / 安達浩平
約三年前、会社員を辞めて起業したとき、
ビジネスとは別にもう一つの計画があった。
それは、家庭内で夫婦が【平等】に家事と仕事をすることだ。
男女平等の社会といえ、家庭内では妻が家事をやり、
夫は時間を気にせず、終わるまで仕事をする。
夫は子供と会う時間がほとんどないというのが、
一般的ではないだろうか。
実際、私も会社員のときは拘束時間が
十八時間から二十時間におよび、
子供と顔を合わせることは少なかった。
「なんのために家族があり仕事があるのだろう・・・」
疑問に思った。
今は、二人で一人分しか働いていない。
所得は低いが家族と一緒にいる時間は多い。
妻は育児から少し解放され仕事が楽しそうだ。
繁忙期が重なってしまうと子供との時間をとれない
という問題点もあるが、顔を見ないという日はない。
バブルという時代に事業を展開していた親を持つ私たちは、
どこか寂しかった気がする。
お金や物ではない、
何を大切にし、なにを優先するか、
そしてどうやって人生を【楽しむ】か、
常に考えて生きたい。
安達浩平 Kohei Adachi
1979年山形県村山市生まれ 長野県長野市在住 自営業
Kohey0806@nifty.com
暮らしをたのしくする雑貨セレクトショップ Roger/ロジェ
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