文 / OZ / 尾頭 / 山口佳祐

眼を閉じる

無に包まれ 収束し

満ちたカタチが 消えてゆく

固執したる 指先は  色を破る色となり

静寂を保つ 息遣いは

整え なぞり 

はじまりの場所への道を照らす

大地へ還り 個は巡り

対峙を終えて 緊迫を纏う

旋律は奏で  余韻は共鳴し

宿りし その一瞬を迎える

眼を開ける

やさしく触れて 生かされて

潜むフォルムに 会いにゆく

わたしのすべてが 歩き出す

OZ / 尾頭 / 山口佳祐 表現人 絵馬師 長野の山で生まれ育つ
原始循環思想を軸に独自の手法で表現し続ける
2001年より即興性・場の特異性をLivePaintにて追求し続ける中、2011年には大絵馬を描き上げ長野県・武井神社へ奉納し、絵馬師として動き始める